ムーラン・ルージュ(英語: Moulin Rouge)は、1980年代ユーロビートを代表するスロベニア(旧ユーゴスラビア)の音楽ユニットである。初期および中期のメンバーは1980年代後半から2000年代初頭にかけて活動した。作品は1980年代のユーロダンス、イタロ・ディスコ、Hi-NRG、トランスなどの要素を組み合わせている。
概要・背景
″ムーランルージュ″ というバンド名はフランスのキャバレーに因んで付けられたもので、ソングライター、キーボーディスト、プロデューサーのマチャシュ・コシ(Matjaž Kosi)が、1985年にユーゴスラビア(現・スロベニア)のシンセポップ・バンド ″Videosex″ を脱退した後に結成したバンドである。当初、男性3人のメンバーから成るグループとして活躍していたが、再結成後にコシが女性ボーカリストのオーディションを開催し、アレンカ・シュミッド・チェナ(Alenka Šmid-Čena)がリードボーカルに選出され、1987年にはコシとチェナの二人がメンバーとなった。
1987年にユーゴスラビアのユーロビジョン・ソング・コンテストである国内予備選抜大会 ″Jugovizija″(ユゴヴィジヤ) に出場し、「Bye bye baby」を披露して6位に入賞。その1年後には「Johnny je moj」で参加し5位に入賞した。
ムーラン・ルージュの音楽は、ドイツ、スカンジナビア、アメリカ、イタリア、そして日本のエレクトロニック・ダンス・ミュージックファンの間で好評を博した。代表作に「High Energy Boy」(1987年) と「Boys Don't Cry」(1988年) がある。「Boys Don't Cry」は、Winkが「涙をみせないで 〜Boys Don't Cry〜」(日本語詞:及川眠子) のタイトルでカバーし、1989年3月に4枚目のシングルとして発表された。同シングルはオリコン週間シングルチャートで1位を記録し、ロングヒットとなった。5日後には、ムーラン・ルージュの日本版シングルCDもリリースされている。
1990年代以降、コシは長い間音楽シーンから遠ざかっていたが、2010年に久々の作品となるソロ・アルバムを発表した(タイトルはスタンリー・キューブリック監督の映画『2001年宇宙の旅』の続編にインスパイアされたもの)。コシ自身がすべてのボーカル・パートを書き、演奏、プロデュース、歌唱を担当した。このアルバムはスロベニア限定で発売され、その他の外国版は作られていない。
コシは他の多くのアーティストと仕事をした後、女性歌手カルメン・プラザール(Karmen Prasar)と出会う。二人の出会いはスロベニアの音楽シーンをよく知る共通の友人の紹介によるもの。2002年には、ムーラン・ルージュの1980年代のヒット曲の数々をリメイクしたセルフカバー・アルバム『The Best Of 2002』が発表された。
2004年には新曲「My Heart Is Beating Boom」を発表、アニメーション映像をベースにしたビデオクリップが作られ、YouTubeにアップロードされると、日本のアニメファンにも広く受け入れられていった。
2016年にはFacebookページに新たな写真が投稿され、コシとプラザールの二人で再結成した旨が発表された。
ディスコグラフィー(スロベニア版)
シングル
アルバム
ディスコグラフィー(国際版)
関連項目
- イタロ・ディスコ
脚注
出典
外部リンク
- Matjaž KOSI BLOG (Matjaž-KOSI-BLOG-100066646548983) - Facebook



