大英帝国勲章(だいえいていこくくんしょう、英語: Order of the British Empire)は、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(以下、「イギリス」または「英国」と表す)の騎士団勲章 (Order)。"Order"は“勲章”と日本語訳されるヨーロッパの栄典で、元の意味は「騎士団」であり、等級は中世の騎士団の階級制度を模したものである。大英帝国勲章はイギリスの騎士団勲章の中では最も新しく、最も広範囲に与えられ、最も叙勲数の多い勲章である。

概要

1917年にイギリス国王ジョージ5世が創設した。それまでの勲章は貴族、軍人、役人、政治家が主な対象で、一般の市民に与えられることは少なかったため、功績の対象を経済人、文化人、芸能人、スポーツ選手や社会奉仕活動等と広範囲にした勲章を新たに創設したものである。勲爵士団、または勲章のランクとしてはそれぞれ同一クラスの勲章の中では最も順位が低いが、有名人が受章する事が多いため非常によく知られた存在である。

勲章のモットーは「神と帝国のために」(For God and the Empire) である。

勲章には次のランクがある。

  1. ナイト・グランド・クロス又はデイム・グランド・クロス(大十字騎士 GBE)
  2. ナイト・コマンダー又はデイム・コマンダー(司令官騎士 KBE/DBE)
  3. コマンダー(司令官 CBE)
  4. オフィサー(将校 OBE)
  5. メンバー(団員 MBE)

受章者は名前の後に、勲位を示す頭文字(ポスト・ノミナル・レターズ)を付すことが許される(例えば「Mr. John Smith」ならば「John Smith, CBE」)。

名称に「ナイト」が含まれる上位の2つがいわゆる「ナイト爵」の一種で、英国籍を有していれば男性ならサー、女性ならデイムの敬称を許される。このようなことから、日本語メディアで(日本人が)「イギリス王室からサーの称号を授与」「ナイトに叙任」などと紹介されているものは、多くがこの大英帝国勲章のナイトのいずれかを与えられたケースであるか、Knight Bachelorという下級騎士団に叙されたケースである。

外国人への叙勲は通常外務大臣の推挙により、英国内に工場を持つ大企業の社長などが多く受章している。外国人受章者は“Honorary”(名誉)を冠して呼ばれ、年2回の叙勲者リストには掲載されないが、名前の後に勲章の略称を記すことは許される。

勲章の意匠

受章者

脚注

参考資料

書籍

  • Duckers, Peter (2009). British Military Medals - A Guide for the Collector and Family Historian. South Yorkshire: Pen & Sword Books Ltd. ISBN 978-1-84415-960-4 
  • 小川賢治『勲章の社会学』晃洋書房、2009年3月。ISBN 978-4-7710-2039-9。 
  • 君塚直隆『女王陛下のブルーリボン-ガーター勲章とイギリス外交-』NTT出版、2004年。ISBN 4757140738。 
  • Ailsby, Christopher (1989). Allied Combat Medals of World War II vol.1 : Britain, the Commonwealth and Western European Nations. Avon: Haynes Publishing Group. ISBN 978-0-85059-927-5 

関連項目

  • 勲章
  • 騎士
  • イギリス帝国
  • イギリスの勲章等

外部リンク

  • 英王室公式サイト
  • 英国政府公式サイト(London Gazette: no. 56878.の抜粋)
  • ナショナルアーカイブス(軍人顕彰の新制度)
  • ナショナルアーカイブス(軍人顕彰の旧制度) at the Wayback Machine (archived 2007-06-10)
  • The UK Honours System at the Wayback Machine (archived 2009-03-13) (英語)

大英帝国勋章_360百科

ビートルズ映画と大英帝国勲章(アメリカ高校留学)

Medallion Edward VIII Coronation (Britannia) ** Exonumia ** Numista

Salisbury Cathedral Medal RoyaumeUni Numista

COAT OF ARMS FOR CANADA Art & Design Photos Phil Morris