セントライト記念(セントライトきねん)は、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GII)である。1995年から菊花賞トライアルに指定されており、競馬番組表での名称は「朝日杯セントライト記念(菊花賞トライアル)」と表記される。

競走名のセントライト(父ダイオライト、母フリッパンシー)は1941年に横浜農林省賞典四歳呼馬(現・皐月賞)、東京優駿、京都農林省賞典四歳呼馬(現・菊花賞)を制し、日本競馬史上初の三冠馬となった。種牡馬となってからもオーライト(第15回平和賞優勝)やオーエンス(第21回天皇賞優勝)などの活躍馬を輩出し、1984年にはその功績を称えて顕彰馬に選出された。

2014年より寄贈賞を提供する朝日新聞社は、東京など全国4ヶ所に本社を置く新聞社。東京朝日新聞以来の伝統を持つ朝日新聞東京本社が所管する。

正賞は朝日新聞社賞(朝日新聞社は菊花賞でも正賞の一つに名を連ねている)。

概要

日本競馬史上初の三冠馬であるセントライトを記念して1947年に創設された、4歳(現3歳)馬限定の重賞競走。創設時は東京競馬場の芝2400mで別定戦として行われていたが、施行距離や施行場は幾度かの変遷を経て、1980年から中山競馬場・芝2200m(外回り)で定着。1955年までは牡馬限定戦で行われていた。

朝日新聞の寄贈賞は、2013年まで中山競馬場で行われていたGI朝日杯フューチュリティステークスが阪神競馬場へ移設されるのに際して、関東地区に「朝日杯」の名が付く重賞を残すため、同年まで同じ時期に阪神競馬場で施行されていたGIII朝日チャレンジカップ(現・チャレンジカップ)からの振り替えで付けられるようになった。それ以前の2011年までは関東地方で競馬中継(『競馬実況中継』)を実施しているアール・エフ・ラジオ日本(旧・ラジオ関東)の寄贈賞があり「ラジオ日本賞セントライト記念」と呼ばれていた。

1991年から当レース3着までの馬に菊花賞の優先出走権が付与される「菊花賞指定オープン重賞」(1995年以後はすべての指定オープンがトライアル競走に正式認定)となった。外国産馬は、2007年より優先出走権が付与されるようになった。

地方競馬所属馬は1995年より出走が可能になった。外国産馬は2001年より出走可能になり、2010年からは外国馬も出走可能な国際競走となった。

2017年からは、JRA設立を記念した9月の3日間開催『JRAアニバーサリーウィーク』の掉尾を飾る重賞として定着している。

競走条件

以下の内容は、2024年現在のもの。

出走資格:サラ系3歳

  • JRA所属馬
  • 地方競馬所属馬(後述)
  • 外国調教馬(優先出走)

負担重量:馬齢(牡・せん57kg、牝55kg)

菊花賞のステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬は菊花賞の出走候補馬(3頭まで)に優先出走が認められ、3歳春のクラシック競走・NHKマイルカップで2着以内の成績を収めた馬にも出走資格がある。

賞金

2023年の1着賞金は5400万円で、以下2着2200万円、3着1400万円、4着810万円、5着540万円。

歴史

  • 1947年 - 4歳牡馬による別定の重賞競走として創設、東京競馬場の芝2400mで施行。
  • 1951年 - 出走条件を「4歳」に変更。
  • 1955年 - 名称を「農林省賞典 セントライト記念」に変更(1957年まで)。
  • 1964年 - 名称を「ラジオ関東賞 セントライト記念」に変更(1981年まで)。
  • 1982年 - 名称を「ラジオ日本賞 セントライト記念」に変更(2011年まで)。
  • 1984年 - グレード制施行によりGIIIに格付け。
  • 1987年 - GIIに格上げ。
  • 1991年 - 3着までの馬に菊花賞の優先出走権が与えられる。
  • 1995年
    • 指定交流競走となり、地方競馬所属馬が2頭まで出走可能になる。
    • 菊花賞トライアルに指定。
  • 2000年 - 地方競馬所属馬の出走枠を3頭に拡大。
  • 2001年
    • 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「3歳」に変更。
    • 混合競走に指定され、外国産馬が出走可能になる。
  • 2003年 - 負担重量を馬齢重量に変更。
  • 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIIに変更。
  • 2010年
    • 国際競走に変更され、外国調教馬が9頭まで出走可能となる。
    • 格付表記をGII(国際格付)に変更。
  • 2014年 - 名称を「朝日杯セントライト記念」に変更。
  • 2020年 - 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、「無観客競馬」として実施。

歴代優勝馬

コース種別を表記していない距離は、芝コースを表す。

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

中央所属馬の所属表記は1947年が「競馬会(日本競馬会)」、1948年 - 1953年は「国営」、1954年以降は「JRA」としている。

脚注・出典

参考文献

  • 「ラジオ日本賞セントライト記念(菊花賞トライアル)(GII)」『中央競馬全重賞競走成績集【2歳・3歳編】』日本中央競馬会、2006年、823-903頁。 

注釈

出典

各回競走結果の出典

  • 『中央競馬全重賞競走成績集【2歳・3歳編】』 第1回~第58回
  • “レース成績データ”. 日本中央競馬会. 2016年9月21日閲覧。
    • (2024年)“第4回 中山競馬 第5日” (PDF). p. 6. 2024年9月17日閲覧。(索引番号:25059)
    • (2023年)“第4回 中山競馬 第5日” (PDF). p. 6. 2023年10月3日閲覧。(索引番号:25059)
    • (2022年)“第4回 中山競馬 第5日” (PDF). p. 6. 2023年9月10日閲覧。(索引番号:25059)
    • (2021年)“第4回 中山競馬 第5日” (PDF). p. 6. 2021年9月25日閲覧。(索引番号:25059)
    • (2020年)“第4回 中山競馬 第5日” (PDF). p. 6. 2020年9月22日閲覧。(索引番号:25059)
    • (2019年)“第4回 中山競馬 第5日” (PDF). p. 6. 2020年9月19日閲覧。(索引番号:25059)
    • (2018年)“第4回 中山競馬 第5日” (PDF). p. 6. 2020年9月19日閲覧。(索引番号:25059)
    • (2017年)“第4回 中山競馬 第5日” (PDF). p. 6. 2017年9月19日閲覧。(索引番号:25059)
    • (2016年)“第4回 中山競馬 第4日” (PDF). p. 6. 2016年9月21日閲覧。(索引番号:25047)
    • (2015年)“第4回 中山競馬 第5日” (PDF). p. 6. 2015年9月22日閲覧。(索引番号:25059)
    • (2014年)“第3回 新潟競馬 第4日” (PDF). p. 6. 2014年9月22日閲覧。(索引番号:25047)
    • (2013年)“第4回 中山競馬 第5日” (PDF). p. 6. 2014年9月22日閲覧。(索引番号:25059)
    • (2012年)“第4回 中山競馬 第5日” (PDF). p. 6. 2014年9月22日閲覧。(索引番号:25059)
    • (2011年)“第4回 中山競馬 第4日” (PDF). p. 6. 2014年9月22日閲覧。(索引番号:27047)
    • (2010年)“第4回 中山競馬 第4日” (PDF). p. 11. 2014年9月22日閲覧。(索引番号:26047)
    • (2009年)“第4回 中山競馬 第4日” (PDF). p. 11. 2014年9月22日閲覧。(索引番号:25047)
    • (2008年)“第4回 中山競馬 第4日” (PDF). p. 11. 2014年9月22日閲覧。(索引番号:26047)
    • (2007年)“第4回 中山競馬 第4日” (PDF). p. 11. 2014年9月22日閲覧。(索引番号:26047)
    • (2006年)“第4回 中山競馬 第4日” (PDF). p. 11. 2014年9月22日閲覧。(索引番号:26047)
    • (2005年)“第4回 中山競馬成績集計表” (PDF). pp. 2898-2900. 2014年9月22日閲覧。(索引番号:26047)
    • (2004年)“第4回 中山競馬成績集計表” (PDF). pp. 2913-2914. 2014年9月22日閲覧。(索引番号:26047)
    • (2003年)“第5回 中山競馬成績集計表” (PDF). pp. 2886-2887. 2014年9月22日閲覧。(索引番号:26047)
    • (2002年)“第4回 新潟競馬成績集計表” (PDF). pp. 2735-2736. 2014年9月22日閲覧。(索引番号:25047)
  • netkeiba.comより(最終閲覧日:2024年9月17日)
    • 1984年、1986年、1987年、1988年、1989年、1990年、1991年、1992年、1993年、1994年、1995年、1996年、1997年、1998年、1999年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年、2011年、2012年、2013年、2014年、2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年、2024年

外部リンク

  • 今週の注目レース(第78回朝日杯セントライト記念) - 日本中央競馬会

二次創作 セントライト記念2023 青井魚のイラスト pixiv

【セントライト記念】ソーヴァリアント「パワーアップ」夏の上がり馬に戸崎圭好感触 競馬ニュース

【セントライト記念】昨年のような差し競馬の可能性も? 展開を左右する注目の1頭は【動画あり】|【SPAIA】スパイア

セントライト記念2023過去データ 前走コースと位置取りに注目 【血統フェスティバル】競馬予想ブログ

【セントライト記念】ジョッキー談話 藤岡佑「4角で一杯…」 競馬ニュースなら競馬のおはなし