長谷観音(はせかんのん)は、茨城県古河市にある真言宗豊山派の寺院。正式には、山号を明観山、院号を観音院、寺号を長谷寺という。古河公方ゆかりの寺院である。

歴史

戦国時代の明応2年(1493年)、初代古河公方の足利成氏が古河城の鬼門除けとして、鎌倉の長谷寺から十一面観世音菩薩立像を勧請し、堂舎を建立したことが起源である。江戸時代には、歴代古河城主の祈願所ともなった。文政13年(1830年)頃に書かれた『古河志』には、大和(奈良県)および鎌倉にある長谷観音と並び、「三長谷」と呼ばれていると紹介されている。明治初年(1868年)に廃寺となり、八間四面の本堂も破壊されたが、大正3年(1914年)、有志の寄付により元の地に再興された。なお、その間は十一面観音は市内横山町の徳星寺に移されていた 。

日本三大長谷観音の一つとされる由来としては、一本の楠から大和・鎌倉・古河の長谷観世音像が彫られたとも口伝されている。

文化財

  • 木造 十一面観世音菩薩立像: 由来については前述の通り。像高206.34cm 寄木造・玉眼。古河市指定文化財(彫刻)。

葛飾坂東観音霊場

長谷寺(長谷観音)は葛飾坂東観音霊場の番外札所である。ご詠歌は 「いつの世も 三国の衆生を すくわんと ちかいもかたき 長谷観音」

葛飾坂東観音霊場では各寺院に「ご詠歌」があり、参拝時にご詠歌を唱えることは、経文読唱と同じ功徳があるとされる。

所在地

  • 茨城県古河市長谷町5-1

交通

  • 鉄道
    • JR宇都宮線(東北本線)古河駅西口から徒歩15分(約1.3km)
    • 東武日光線新古河駅東口から徒歩20分(約1.6km)

脚注

参考文献

  • 古河市公式ホームページ
  • 古河市史編さん委員会 編 『古河市史 資料 別巻』 古河市、1973年
  • 古河市史編さん委員会 編 『古河市史 民俗編』 古河市、1983年
  • 古河市文化財保護審議会 編 『古河市の文化財』 古河市、1993年
  • 鈴木印刷所 制作・印刷・製本 『葛飾坂東札所めぐり公認ガイドブック 葛飾坂東観音御開帳』 平成26年(2014年)

外部リンク

  • 古河長谷観音
  • 長谷観音(るるぶ.com)

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